一人暮らしの食洗機のメリットとおすすめ商品

　一人暮らしを始めると、自分で家事をこなさなければなりません。その中でも、食器洗いは毎日のように行わなければならない面倒な作業です。食器洗いを手洗いで行うと、時間も水道代もかかりますし、手荒れの原因にもなります。

そこで、一人暮らしにおすすめなのが食洗機です。食洗機は、食器をセットしてボタンを押すだけで、自動で洗浄・乾燥してくれる便利な家電です。食洗機を使うことで、以下のようなメリットがあります。

時短になる：食器洗いにかかる時間を大幅に短縮できます。空いた時間を他のことに使えます。
節約になる：食洗機は手洗いよりも少ない水量で洗えるため、水道代が抑えられます。また、電気代も夜間料金を利用すれば安く済みます。
衛生的になる：食洗機は高温・高圧の水流で洗浄するため、手洗いよりも汚れや菌が落ちやすく、清潔に保てます。

しかし、食洗機にはデメリットもあります。以下のような点に注意しなければなりません。

設置スペースが必要：食洗機は一定の大きさがあるため、キッチンに置く場所を確保しなければなりません。また、据え置き式の場合は分岐水栓の取り付け工事が必要です。
購入費用がかかる：食洗機は安くても2万円以上はするため、初期投資が必要です。また、故障やメンテナンスの際にも費用がかかります。
洗えない食器がある：強化ガラス製や漆塗りの食器、アルミ製や銅製の食器など、食洗機で洗えない食器もあります。変形や変色の原因になる可能性があります。

　このように、食洗機にはメリットとデメリットがありますが、一人暮らしの方にとってはメリットの方が大きいと言えるでしょう。特に自炊をする方や忙しい方は、食洗機を購入することで家事の負担を軽減できます。

一人暮らし向け食洗機の選び方

　では、一人暮らし向けの食洗機を選ぶ際にどのような点に注意すればよいのでしょうか？ここでは、以下の4つのポイントを紹介します。

給水方法：食洗機には、タンク式と据え置き式の2種類があります。タンク式は使用するたびにタンクに水を補給するタイプで、分岐水栓の取り付け工事が不要です。据え置き式は水道の蛇口に分岐水栓を取り付けるタイプで、自動で給水できます。タンク式は比較的安価でコンパクトなものが多く、一人暮らしにおすすめです。
サイズ・容量：食洗機には、一人暮らし向けのコンパクトタイプからファミリー向けの大容量タイプまで、さまざまなサイズや容量のものがあります。設置スペースや用途に合ったサイズ・容量の食洗機を選ぶことが大切です。一人暮らしの場合、15点程度の食器が洗えるコンパクトタイプでも十分な容量です。
省エネ性能：食洗機は手洗いよりも少ない水で洗えるため、水道代が抑えられるというメリットがあります。さらに、省エネ性能が高い食洗機を選ぶと、電気代も節約できます。例えば、洗浄に使うお湯の温度が少し低めに設定される「エコモード」や、より少ない水量で洗える「節水モード」などが搭載された食洗機がおすすめです。
動作音：一人暮らしの場合、食洗機の動作音もチェックしておきたいポイントです。特にアパートなどの集合住宅に住んでいたり、夜間に食洗機を使用したりする場合、周囲に動作音が響いてしまうこともあります。ちなみに環境省が定める「騒音の環境基準」によると、住宅地の騒音基準は昼間は55デシベル以下、夜間は45デシベル以下とされています。そのため、動作音が45デシベル以下の食洗機を選ぶと良いでしょう。

一人暮らし向け食洗機のおすすめ商品

ここでは、一人暮らし向け食洗機のおすすめ商品を紹介します。各商品の特徴や価格帯を参考にしてください。

商品名	特徴	価格帯
サンコーラクア STTDWAD	タンク式・コンパクト・乾燥機能付き・除菌効果あり・静音設計・カラーバリエーション豊富	3万円台
パナソニックプチ食洗 NP-TCR4	据え置き式・コンパクト・乾燥機能付き・エコモードあり・予約機能あり・静音設計・ステンレス・ワイドタイプ・分岐水栓付属	4万円台
シャープテーブルコンパクト食洗機 QW-T21F	タンク式・コンパクト・乾燥機能付き・節水モードあり・予約機能あり・静音設計・ステンレス製	5万円台
東芝テーブルトップ食洗機 DW-10S	据え置き式・コンパクト・乾燥機能付き・エコモードあり・予約機能あり・静音設計・分岐水栓付属	6万円台
ハイアールテーブルトップ食洗機 DW12-TFE5ME	据え置き式・コンパクト・乾燥機能付き・節水モードあり・予約機能あり・静音設計・分岐水栓付属	7万円台

以上、一人暮らしの食洗機のメリットとおすすめ商品について紹介しました。食洗機を使うことで、一人暮らしの家事が楽になることは間違いありません。ぜひ、自分のライフスタイルに合った食洗機を選んでみてください。