能登半島地震から考える 災害のために備えておきたい防災グッズ

 2024年1月に発生した能登半島地震は、マグニチュード7.6という大きな揺れをもたらし、多くの被害が出ました。

その経験から、災害に備えておくべき防災グッズの重要性を改めて感じました。今回は、私が実際に使ったり、使えばよかったと思ったりした防災グッズを紹介したいと思います。これからも地震や台風などの災害は起こり得ますので、ぜひ参考にしてください。

防災グッズの選び方

防災グッズを選ぶときには、以下の2つのケースを想定しておくとよいでしょう。

  • 緊急避難:地震津波などで自宅や宿泊先からすぐに避難しなければならない場合
  • 避難所生活:避難所で数日から数週間の生活を余儀なくされる場合

緊急避難の場合は、持ち出せるものは限られますので、必要最低限のものを防災バッグに入れておくことが大切です。避難所生活の場合は、長期間の不便やストレスに耐えられるように、快適さや衛生面を考慮したものを用意しておくことが望ましいです。

 

緊急避難に必要な防災グッズ

緊急避難に必要な防災グッズは、以下のようなものです。

ジャンル 防災グッズ 特徴・使い方
防災バッグ 防水・耐久性の高いリュックサック 手ぶらで避難できるように、他の防災グッズを入れておく。水に浮くタイプや、夜間に光るタイプもある。
安全用品 ヘルメット、防災ずきん、手袋、マスク、ホイッスル、救急セット 頭や手を守るために、ヘルメットや防災ずきん、手袋を着用する。マスクはほこりや煙、ウイルスなどから防ぐ。ホイッスルは救助を呼ぶために使う。救急セットは怪我や病気の応急処置に使う。
情報・通信用品 携帯電話、充電器、予備の電池、ラジオ、筆記用具、印鑑、現金、貴重品 携帯電話は連絡や情報収集に使う。充電器や予備の電池は電源がない場合に備える。ラジオは非常放送を聞くために使う。筆記用具はメモや連絡先を書くために使う。印鑑や現金や貴重品は、身分証明や支払いなどに必要になる場合がある。
生活・衛生用品 水、非常食、タオル、歯ブラシ、石鹸、シャンプー、生理用品、紙コップ、紙皿、割り箸、ビニール袋 水や非常食は飲食に必要なもので、水は1人1日3リットル、非常食は1人1日2000キロカロリー分を目安にする。タオルや歯ブラシや石鹸やシャンプーは、清潔を保つために使う。生理用品は女性に必要なもので、予備を多めに持っておく。紙コップや紙皿や割り箸は食器として使う。ビニール袋はゴミや汚物を入れるために使う。
医療用品 常備薬、アレルギーの薬、コンタクトレンズや眼鏡、体温計、血圧計 常備薬やアレルギーの薬は、持病やアレルギーがある場合に必要なもので、十分な量を持っておく。コンタクトレンズや眼鏡は視力が悪い場合に必要なもので、予備を持っておく。体温計や血圧計は体調をチェックするために使う。
水・食料品 水、保存食、栄養補助食品、乳児用食品、ペット用食品 水や保存食は飲食に必要なもので、水は1人1日3リットル、保存食は1人1日2000キロカロリー分を目安にする。栄養補助食品は、ビタミンやミネラルなどの栄養素を補うために使う。乳児用食品やペット用食品は、乳児やペットがいる場合に必要なもので、十分な量を持っておく。

以上の防災グッズは、緊急避難に必要な最低限のものです。もちろん、個人や家族の状況によって、必要なものは変わるかもしれません。自分にとって必要なものを見極めて、防災バッグに入れておきましょう。

避難所生活に必要な防災グッズ

避難所生活に必要な防災グッズは、以下のようなものです。

ジャンル 防災グッズ 特徴・使い方
暖房・冷房用品 毛布、使い捨てカイロ、扇風機、保冷剤 毛布や使い捨てカイロは寒さをしのぐために使う。扇風機や保冷剤は暑さをしのぐために使う。
防寒・防水用品 レインコート、ブルーシート、テント、寝袋 レインコートやブルーシートは雨や風から身を守るために使う。テントや寝袋は屋外での避難や仮眠に使う。
照明用品 懐中電灯、ランタン、ロウソク、マッチ、ライター 懐中電灯やランタンは暗闇での移動や作業に使う。ロウソクやマッチやライターは火を起こすために使う。
調理用品 卓上コンロ、ガスボンベ、缶切り、ナイフ、ラップ、アルミホイル 卓上コンロやガスボンベは簡単な調理や温めに使う。缶切やナイフは缶詰やレトルト食品などを開けるために使う。ラップやアルミホイルは食べ残しや調理したものを保存するために使う。
娯楽用品 本、雑誌、カード、ボードゲーム、パズル、ぬりえ、おもちゃ 本や雑誌は読書や情報収集に使う。カードやボードゲームやパズルやぬりえやおもちゃは暇つぶしやストレス解消に使う。
ペット用品 リード、首輪、キャリーバッグ、トイレシート、おもちゃ、ブラシ リードや首輪やキャリーバッグはペットを移動させるために使う。トイレシートはペットの排泄に使う。おもちゃやブラシはペットの機嫌をとるために使う。

 以上の防災グッズは、避難所生活に必要なものです。もちろん、個人や家族の状況によって、必要なものは変わるかもしれません。自分にとって必要なものを見極めて、防災バッグに入れておきましょう。

 

まとめ

 今回は、能登半島地震から考える、災害のために備えておきたい防災グッズについて紹介しました。緊急避難と避難所生活の2つのケースに分けて、防災グッズの選び方やおすすめのものを紹介しました。これらの防災グッズは、地震だけでなく、台風や火災などの他の災害にも役立つものです。災害はいつ起こるかわかりませんので、日頃から防災意識を持って、備えておくことが大切です。

最後に、参考にした記事のリンクを貼っておきます。もっと詳しく知りたい方は、ぜひご覧ください。

参考文献